塩梅ライフを送りたい、RiJuでございます。
普段何気なく使っている文字に対して、ふとした疑問を感じるときはないですか?
僕はあります(笑)
気になったことは一応調べてしまう癖があるんです。
今回は「々」に疑問を持ってしまったので、色々と調べてみました~
「々」の読み方は?
最初に結論を述べます。
読み方は、存在しません。
はっ!?って思った方、その場で挙手してください。
あなたは、正常です。当然の反応をしてるので何の問題もありません。
理由はこれから説明していくので安心してください(笑)
「々」の正体
この文字の正体は、踊り字と言います。
もっとわかりやすく表現すれば、記号です。
つまり漢字(文字)じゃないんですね(笑)
そりゃ、この字の発音が無いわけです( ゚Д゚)
踊り字とは特殊記号のことで、「々」のほかに、「ゞ」や「ヽ」があります。
例を出すと…
- 金子みすゞ → 「ゞ」
- 学問のすゝめ → 「ゝ」
などなど。
呼ばれ方は踊り字、重ね字、繰り返し符号など様々です。
あくまで文字ではなく、(反復)記号の一種ということですね。
「々」の入力・変換方法
時々・久々・程々と入力・変換してから前の漢字を消去すればいいわけなんですが…
その都度打ち込むのは面倒ですよね?
ちゃんと「々」を単体で入力するときの方法があります!
方法その1
「おなじ」と入力し、変換候補から選ぶ
これが一番簡単で正確な方法です!
他にも「どう」や「くりかえし」と打っても候補に出てきますが、
- 「どう」は漢字の変換候補が多く、「々」にたどり着くまでが面倒
- 「くりかえし」は打つ文字量が多い
それに比べ、「おなじ」と打てば変換候補は「同じ」くらいしか出ないので、探すのが楽です!
要するに僕はかなりのめんどくさがりだということです(←知るか)
方法その2
カタカナで「ノマ」と入力する
これは「々」を分解してみると、カタカナの「ノ」と「マ」が組み合わさっているように見えるからだそうです。
なので、「々」は踊り字といった名称のほかに、「ノマ点」や「同の字点」という名称も持っています。(多すぎやろw)
この方法は一部の変換ソフトで使えるらしく、必ずこの方法が通用するわけではないので、やはり方法その1が確実ですね!
実際に試してみると、僕のPC(Windows)では変換候補に現れず、
スマホ(Android)では変換候補に出現しました。
「々」を口頭で伝える方法
「々」の入力・変換方法はさっき紹介しましたが、一番厄介なのは口で伝えるとき。
特に電話しているときに伝わらないと、地味に面倒です(笑)
基本的は伝わることの方が多いとは思いますが、念のため知っておくと便利でしょう。
いきなり「〈同の字点〉です」と言われても相手は「えっ??(困惑)」となります。
まずは「〈ノマ点〉or〈踊り字〉って分かりますか?」と聞くと良いですね。(言葉遣いはその場にあったものを!)
これで分かってもらえればそれでOK。
もし「はっ?」と言われても怒らず冷静に(笑)
次はもっと簡単に、〈時々〉や〈久々〉といった身近にある言葉を例に出して、「それの後ろの文字です」と言えば伝わります。
まとめ
使うことや目にすることが当たり前になっている「々」ですが、正体は漢字ではなく記号でした。
でも言葉の一部として、文章を構成する要素として現代まで残っているというのは不思議でもあり、面白さすら感じますね(^^)
だって記号ですよ。文章の中に「÷」とか「”」とかあっても言葉として扱われないのに、「々」やその仲間たちはちゃんと言葉として発音されるんですから(笑)
少しテンションが上がりましたが、言葉や日本語には面白さが隠れてますね。
自分の知覚する世界を増やす意味でも、何となく感じた疑問は実際に調べてみると楽しいですよー!
神戸在住
ちょっとおもしろくて、たまに役立つ
ええ塩梅な情報を届けていくつもりです