塩梅の読み方と意味・由来【言葉】 - りじゅセン

塩梅の読み方と意味・由来【言葉】

言葉
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どうも、塩梅ライフを送りたい、RiJuでございます。

と使うぐらいに、このブログを運営する上で切り離せない言葉の「塩梅」
僕にとっては本当にいい言葉なんですよ~(笑)

ただ日常でもたまに聞く言葉の「塩梅」ですが、読み方や意味があやふやな方がいると思います。

間違った使い方をするよりも、正しく理解してボキャブラリーを増やしたほうが人生何かと役に立つので、この機会に「塩梅」のアレコレをパッと覚えておきましょう!

では、見ていきましょ~

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「塩梅」の読み方

「塩梅」は《あんばい》もしくは《えんばい》と読みます。
一般的に《あんばい》と読まれることがほとんどです。

間違っても《しおうめ》とは言わないので、気を付けてくださいね(笑)

「塩梅」の意味

一般的に使われる意味は「料理の味加減」「物事の状態や具合」です。

さらに細かく見るなら、

1.味加減。 味の具合。

2.物事の具合。調子。加減。

3.からだの調子。健康状態。

4.ほどよく物事を処理すること。ちょうど良い状態にすること。

になります。

このように「塩梅」は「物事の様子や具合・状態」を表す言葉です。
『いい塩梅』とよく使われますが、これは様子や具合が良い状態にあることを意味するということです。

そして僕は、ちょうどいい塩梅という表現が好きなんです(笑)

塩梅の語源・由来

「塩梅」の語源は、漢字の通り「塩」「梅(梅酢)」です。

今はコンビニに行けば、お酢って容器に入って売られていますが、昔はなかったんですよ、コンビニって!いや、お酢そのものがないんですけどね。

そこで使われていたのが「梅酢」と呼ばれるものです。
梅干しを作るときは「塩」と「梅」が必要で、梅を塩に漬け込む過程でその梅酢が出てくるわけです。

この梅酢さん、当時の調味料としてはまぁ優秀なお方で、味付けのバランスを絶妙に良くしてくれます。
中間が好きな日本人にとっては最高なわけですよ(笑)

ここから「料理の味の具合がちょうど良い」という意味で「塩梅がいい」と言われるようになったんですね~
ただし、このときはまだ《あんばい》ではなく《えんばい》と発音されていました。

その後はさらに派生して、料理だけじゃなく「あらゆる物事の具合や状態(をちょうど良くする)」という意味も持つようになったわけです。

豆知識.なぜ「塩」を「あん」と読む?

塩梅は元々《えんばい》と呼ばれていました。
それが時間と共に《あんばい》の読み方が一般的になっていきます。

それはなぜか…

この世には《あんばい》と発音する漢字が「塩梅」以外に、

・按排
・案配
・按配

の三つがあって、これらすべて「上手く処置する/具合よく並べる」という意味をもつ漢字なんですね。

そして物事の状態や具合を表す言葉でもあるので、「按排」と「塩梅」が混同され始めるわけです。

結果、「塩梅」には「ほどよく物事を処理すること。ちょうど良い状態にすること。 」という意味が追加。
読み方も《えんばい》より《あんばい》が一般的になっていきました。

「塩」なのに「あん」と読まれるのはこんな言葉の歴史があったからでした( ゚Д゚)

※経緯や歴史には諸説あります

「塩梅」の使い方

一般的な使われ方として多いのは、

・いい塩梅
・塩梅が良い
・料理の塩梅をみる

ぐらいですね。

「いい塩梅・塩梅が良い」の意味は「ちょうどいい具合・状態、ほどよい加減」

「料理の塩梅をみる」の意味は「料理の味加減をみる」

僕の場合、ちょうどいい状態になっているときに「ええ塩梅やわ~」と思わず言ってしまいますね~(笑)
わりと使いやすくないですか?(・∀・)

まとめ

いかがだったでしょうか?

若い人たちの間ではあまり使われないような言葉だとは思いますが、なにかしらで年上の方との接点はあるので、知っておいて損はないと思いますね!

会話の中に出てきても途切れることなくスムーズに運べますし、相手から見ても「お、よく言葉を知ってる子だな」となって、今後の人生がうまくいくかもしれませんよ(笑)

人との縁は、腐れ縁から人生を変えてしまうほどの縁まで様々です。
その縁を大切にする意味でも言葉だけでなく、色んな知識を持っていると人生が豊かになるかもしれませんよ(^^)

僕はとある縁から「塩梅」という言葉と出会った結果、僕の人生観に大きな変化があったので…
どんな変化かは、別の投稿で紹介しますね~

では、次回の投稿でお会いしましょ~

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